今回の記事は、社内の競争に疲れてしまった方向け。
同僚やライバルと競い合うことが、仕事の情熱の原動力だったのに・・
競争から離脱すると、自分はどうなってしまうのか?
そんな不安がありませんか。
この記事の結論を言います。
社内の競争に疲弊している時間が合ったら、副業を立ち上げ、2本以上の収入源を作りましょう。
社内競争という狭い視点から、一歩踏み出て人生という視点で捉えてみませんか。
少し想像してみてください。
このまま社内の競争に巻き込まれていく将来と、会社にはいるけど、安定した収入があって情熱が持てるサイドビジネスがある将来。
新しい価値観を取り入れて、狭い会社のしがらみから解放されてみてはどうでしょうか。
社内の競輪選手から、人生のロードバイク乗りになる
この記事を読んでくれてるあなたは、会社で繰り返される終わりの見えない競争に、心底疲れてしまってませんか。
確かに競争原理は、生産性を上げる効果があります。そのため、今の世の中、あらゆる場所に取り込まれている仕組みです。
ただ競争原理に取り込まれ猛進していると、どこかで無理が生じてきます。
色々な弊害も生まれてくるのは、競争社会に生きていれば誰もが大なり小なり気付いていることです。
この記事は会社内の競争に疲れたあなたに、価値観の転換をおすすめするものです。
その価値転換とは、見出しにあるように、
「競輪選手」から「ロードバイカー」に!・・です。
★ 競輪選手・・決められたコースを、わき目もふらず全力疾走
(勝ち組と負け組が生まれる)
★ ロードバイク乗り・・自分の決めたコースを、自分のペースでツーリング
(楽しさ、幸福感は自己責任)
そんな連中の仲間入りなんてできない!!
自覚しているとは思いますが、そのプライドがあなたを苦しめています。
価値転換はいきなり180℃でなく、30℃、いえ15℃くらいから、少しづつ行っていけば良いのです。
つまり、どういうこと??
人生の時間を、何に使うか?という発想の転換です。
もし、残された余命が1週間だったら、何に使うのか??という発想です。
大半の人は家族と一緒に過ごすでしょうが、仕事に向かう人もいます。
どちらが良いとか悪いの話ではなくて・・
使命感や熱意をもってやってきた人が、プライベートより仕事を選ぶことは少なくありません。
アップルの創業者、スティーブ・ジョブスもそうです。
彼らにとって仕事は「情熱」であり、「使命感」、「ワクワク」「人生」なんだと思います。
決して「義務感」で、仕事はしてないはずです。
このような人は、競争というスリリングな場所で輝ける人、または競争を意識しなくとも、今の仕事が天職のように感じていて、情熱をそそげる人です。
対して競争に疲れ、この記事にたどり着いたあなたにとって、今の仕事は何でしょうか。
もちろん、競争の波に乗れたわけですから、最初は意欲、情熱で突き進んでいたはずです。
でも今は「義務感」であり「脅迫感」「重荷」など、それに近いものかもしれません。
でも、この状態が「悪い」とか、「逃げ」とか思わないでほしいです。
「自分はこの手の競争には向いてなかった」と気づけたことが、大きな一歩です。
「この仕事は自分しか成し遂げられない」「自分の仕事で世界が変わる」という使命感が持てる仕事と出会えば、あなたもスティーブジョブスのように、人生を仕事にかけていたかも知れません。
もちろん、そんな大それた使命感でなくても「ワクワク」するようなイメージを、仕事に持てれば情熱的になれるはずです。
つまり会社の仕事以外に、自分が情熱をもてるような、小さなビジネスをこっそり始めてみればいいのです。
少しづつ、人生の時間を「ウキウキ」「ワクワク」することに、シフトしていきましょう。
180℃の転換じゃなく、最初は副業について、自分のワクワク発見について、15%だけ時間を使ってみる・・
そんな感じで良いです。
それだけでも「競争に疲れた心」に、光が差し込んでくるのではないでしょうか。
しこも、この先に、本当の意味で「人生の勝ち組」があるかもしれません。
競争に疲れた人がかかえる健康リスク
先ほど、仕事に打ち込むタイプの人でも、2種類の人がいると言いました。
■ スティーブジョブスのように、仕事を楽しみワクワク打ち込んでいる人
■ 仕事に打ち込んでいるが、内心では強迫観念や義務感にかられている人
表面上では解らない、内面の状態によって脳で分泌されるものが違ってきます。
内面の状態 | 脳から分泌されるもの |
ワクワクしている | ドーパミン |
ストレスを感じている | ノルアドレナリン |
「競争に疲れた・・」と感じている人は、「ノルアドレナリン」が分泌されているんです。
そもそもノルアドレナリンは、危機的状況に立った時、強いストレスに見舞われたとき、身体の防衛システムとして、脳から分泌されます。
しかし競争に明け暮れて、常に闘争本能を掻き立てている人は、ノルアドレナリンが慢性的に分泌している可能性があります。
そうなると、いつかは枯渇してしまいます。
ノルアドレナリンが分泌されなくなると、様々な症状が襲うのです。
■ うつ症状・燃え尽き症候群状態
■ 突然やる気がなくなる
■ 集中できない
■ 注意が散漫
これらの症状が、今以上に深刻化する前にストレス源から身を引けるように努力しましょう。
人生の時間を【会社に売る】から”自活力を育てる”へ
社内競争に勝つってどういうこと?
社内競争で勝ち上がって、同期よりも早く役職ポストに就いたとします。
でも多くの場合、次のパターンに陥ってしまいます。
■ 多くの犠牲をはらって、社内の競争を勝ち抜いた
■ しかしポストを用意された途端、さらに厳しい実力主義の壁にはばまれて、鳴かず飛ばずの存在に
■ リストラ、出向、左遷人事に怯えながら、保身ばかり考えるありさま
「会社に勤めて、給料をいただく」という事は、自分の時間を切り売りしているわけです。
人生80年だとすると、時間にして「70万800時間」の命です。
言いかえると、会社員は会社に命を切り売りしているとも言えます。
また、家族との時間や、自分のプライベートなど、さまざまな犠牲を払っているかもしれません。
そうして、社内の競争に勝っていく人は会社からもてはやされ、昇進していきます。
しかし、もてはやされるのは、ほんの一時の期間だけです。
ほとんどの勝ち組さんは、ピーターの法則に当てはまってしまうからです。
ピーターの法則
➀ 人はその人の持つ能力の天井まで出世する
➁ 力のあった平社員は、自分の天井まで昇ると無能な管理職となる・・それが天井だから
➂ やがて多くの人が天井まで行くと、各階層に無能な役職があふれる
➃ 会社はまだ伸びしろがある(天井まで行ききってない)、有能な人がまわしていく
つまり競争のあげく、たどり着いたポストが自分の実力と相応しいポジションだったとき、そのときから無能な管理職として扱われるという法則です。
せっかく希望のイスに座ったのもつかの間、すぐにリストラ対象や、出向、窓際に追いやられてしまう元優秀な人たちは沢山います。
自活力を育てよう
社内の競争に一喜一憂しても、所詮結果は他力本願です。
それが組織だし、組織には都合があるから理不尽に見えることがあっても仕方ないのです。
そんなことより、副業で「自分でお金を生み出す」という事ができるようになりましょう。
その方が、よほど将来は安心だし、自分と家族を大事にできます。
社内競争に夢中で残業ばかり、家族と向き合う時間を削ってきた今までや、これからとは比べものになりません。
収入だって社内で成功した勝ち組を、大きく上回るかもしれません。
今、あなたがやるべき事は、残業ではありません。
自活力を身に付けることです。
会社で培ったスキルを、第2収入源として育てる
本田健さんの著書、「ユダヤ人大富豪の教え」で、幸せなお金持ちをこう定義しています。
「好きな人と、好きな場所に、好きな日どりに行ける人、これが幸せなお金持ちである」
そしてこれからの世の中、「収入源を2つ以上もつ」というのは、多くの啓発本で、言われてきています。
何をすればいいのか
会社で培った「人に教えられるスキル」があれば、すぐにでも始めることが出来ます。
すぐにできる、スキルの商品化についてとっておきのサイトを3つ紹介します。
Udemy(ユーデミー)
アメリカシリコンバレーで生まれた「オンライン講座」です。
ここでは、様々な人が、自分のスキルを「解りやすい動画」にして、販売しています。
僕も「スキルを買う」側として、何度か利用したことがあります。
ホームページをのぞいてみて、「自分にもできそう!」と思えば、ぜひ挑戦してみると良いですし、逆にスキルを買って、今後に役立てたいという人にもお薦めなサイトです。
ココナラ
ココナラは、テレビCMでも紹介されていて、「自分の得意を売る」というキャッチフレーズでかなり有名なサイトですね。
ここには学生から主婦、プロの専門家まで、様々な人がスキルの売り買いをしています。
スキルのフリーマーケットという感じです。
ほんの少しの小遣い稼ぎの人から、ガッツリ稼いでいる人まで、本気度も人それぞれです。
ユーデミーは、動画の編集など準備もありますが、ココナラではそれほど面倒なハードルも少なく始めやすいです。
モノを売らないフリーマーケット【ココナラ】
kindle出版
kindle出版も、今や有名な副業スタイルですね。
一度出版してしまえば、あとは寝ていても本は売れていくし、kindleの方で本のマーケティングはしてくれるので、出版後は放置で良いというのも魅力ではあります。
だいたい、文字数にして1万文字くらいが良いらしいです。
文章力や人に紹介できる情報があれば、出版経験をしてみても良いかもしれません。
スキルがない人は
スキルがないという人は多いですが、何かしら人助けとなる得意なものがあったりしませんか?
意外な「得意」を活用して、マーケティングして、マネタイズしている人は多いです。
何かしらの資格を習得して、自信をつけるのも良いですね。
smart資格
早い!安い!でいうなら、smart資格がおすすめです。
smart資格は、資格を取るまでのカリキュラムが効率的です。
講座を初めてから、2週間で資格取得も無理ではありません。
さらに資格をとったあと、どうやってお金を稼ぐかをも、教えてくれます。
コミュニケーション検定
コミュニケーションに悩む人は、相当数います。
そういう人たちの力になるようなスキルも、これからは需要があるかもしれません。
外出せず3時間で履歴書に書ける資格がとれる!伝え方コミュニケーション検定
ここでは、スピーディーに取得できる「資格」、需要が期待できる「資格」を紹介しました。
まとめ:これからの老後は何の保証もない時代
この記事のまとめとして、こんな意見を投げかけています。
■ いろいろな犠牲をはらって、社内の競争に勝ったとしても、いつか会社はお払い箱にする可能性が高い
■ スキルを磨いて、会社ともう一つの収入源を育てることに時間を使うべき
これからの時代、いろいろな指摘が存在しますが、これまでの世代のような老後を迎えることは難しいかもしれませんね。
金融庁が老後の蓄えは、年金以外に2,000万円が必要だとか。
日本の60歳代って、4人に1人が貯蓄額100万円未満だそうで・・・
家庭をかえりみなかった報いに、熟年離婚なんかされたら夫婦で貰うはずだった年金も一人分になってしまいます。
さらに今までの世代の人が、あてにしていた退職金もあてにならない時代です。
実際、給料と違い、退職金もボーナスとおなじく、支払う支払わないは会社の自由です。
法律的な義務はありません。
AIが台頭すると、どんな時代になるのか・・
楽観論と悲観論がありますが、なかなか読めない時代です。
そんな時代が来るっていうのに、本当に社内で競争に没頭している場合なのか・・
視野を広げて考えるべきではないでしょうか。
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